二か月半ぶりに成人病の検診に行ってきた。
前回は冬場の生活習慣の乱れで数値が悪化。ならば降圧剤を処方ねと医師から言われたが、一回パスさせてくださいと懇願した。だって、一度処方されれば一生だよなと。
それが気にかかっていた。で、自室から外に出て、ふと気付いた。マスクの存在だ。病院は必要だろうな、と取りに戻った。
まだまだ着用率は高いが、こちらは自由意志になってから一切マスクを不着用で通している。流石の東京であり、着用未着用だろうと他人など無視して歩く人が多数。なので周囲を気にせず闊歩できるし電車にも乗る。
身勝手御免の自己中心派だが、一応3度のワクチンは接種した。中には接種後はマスクを外し、若干でも感染した方が効力が長続きするという医療関係者もいた。でないと、折角のワクチンが何の外敵とも戦わず、必要性がないのねと効力がすぐに半減するからと。
個人的には成程とも思ったし、その方は別な意見も仰った。息が臭いと言われて歯磨き多用する人。それってオナラが臭いと同じでしょ。つまり歯磨きの問題じゃなくて胃腸を含む内臓の問題で消化とか咀嚼数の関係と。それだけでもなかろうが、一理あるとも思ってしまう自分。
本質を考えず単純志向で頑張る。真面目と言えば、かなり真面目で素晴らしい。何たって自分にはできない芸当だから。
どうせそのうち、また新たな疫病的なのが出現し、行動制限なりで胃にストレスが溜まりまた吐息が臭くなったりして。
今だって情報を特定排除している訳でもないがコロナ関連の報道は極端に減った。それでもマスク姿は日本人らしいとも感じる。もしかして息のにおいをも意識してのことか。
そんなことを漠然と考えながら病院へ行くと当然、病院には場所柄マスクしてねと掲示。こちらは久方振りにマスクをして妙に圧迫感があり、ストレス増加ときたもんだ。
採血し結果待ちの間、投薬増加なら幾ら薬代が高くなるかと心配ばかりが先行。
小一時間待ち呼ばれる。するとどうだ。春以降の節制が効いたのか、素晴らしい、全体的に数値の改善が見られますので、第1段階はクリアですと言われた。
しかも、成人病で自己コントロールが出来る人は少ないから立派です、と。それにアルコールは毎日摂取ですよねと尋かれ、首を縦に振る。ならば貴方の肝臓は化け物。だって一日も酒を抜かないのに、この数値。常人技ではない、と妙に持ち上げてくださる。
ほら、やれば出来る子の自分だし、実績と信用のブランド『俺様』という言葉浮かんだ。でも、これだからアップ・ダウンが激しいのかもしれぬ。
なので降圧剤処方も延期と言われ、次回は2ヶ月半後。薬代が更にかかるなとあきらめていたから、当然、清算後は飲み屋に直行。
さてさて良いのか悪いのか。ま、やれば出来る子だからねと、思って呑んだ昼ビールは素晴らしく美味しかったし。