余談雑談 2023年6月10日

頑固さって金もかかるのかよ。

かなりの頻度でネット・オークションの映画関係を覗く。こちらはほぼ収集も終わり、落札価格のみをチェックし、昔と比較して一喜一憂する。

自分のように半世紀以上も収集してきた人間は、状態が良いから安価なら再収集するかとか、ここでアップする画像の差替え用にというのが、現在の入札前提。以前のように競り合って思いの外、高額になっても意地で落札し満足するタイプではなくなった。

そんな中、珍品を発見した。当時一度だけ劇場で鑑賞し、何とはなく気になって忘れられない作品。しかも成人映画として公開された作品で、一般的には無名な作品であろう。

その関連品を発見。そんな作品はパンフレットなど存在しないし、ポスターも見たことがなかった。なので、ここでは扱う予定もなかった。

だが、それだけは収集マニア癖が発動。幸運にも競合者はなく開始額で落札できた。しかも、それだけで終わらないから問題だ。

まさかと思い、ネットでタイトル検索をかけたら、遥か昔にビデオ発売されていた。流石に中古品販売出展はなかったが、何とネット申し込み専門のレンタル・ビデオ屋で取り扱っていることを発見。

心がぐらつき、欲望が暴走する。ここで扱えるじゃないか。ただしポルノ映画扱いだし、落札品も女性の裸像入りだ。しかし当時の思い出でも、何故に成人映画として公開したのか謎であった。つまり、いかにもの洋ピン的内容でない。

ところがそのビデオに特化したネット・レンタル店は2週間単位の貸し出しで高額。即座にジレンマ発生。更には2本以上は、ある程度まで送料同一で割安感を謳う。

またもやジレンマ再来襲。ならば、やっぱり取り扱い商品の調査だな、時間はあるしね。

はい、読者さんならお解かりですよね。おいおい、それがあるのかよの連続。出ていたのを知らなかった映画から、そういえばビデオではあったよなと思い出す映画を沢山発見。

もう数十年も前になるが、町なかには幾つもの「レンタルビデオ店」があり、違法ながらVHSからベータへのテープ同士のダビング保存するために、各店で借りたい映画の収録時間をメモして帰宅後、一覧表に記していた。

当然、店舗スタッフは完全に怪訝な視線を送ってきたが。だが、お構いなしで、上手く調整すると1本に4作品を落とし込めるとほくそ笑んだ。

当時、レンタル・ビデオが衰退するとは夢にも思わず、借りずに放置もあった。それを忘れ、メルマガを始めるに当たって初めて編成を組んだ時にはレンタル店にあったから、いつか借りれば良いと多寡を括っていたことを思い出した。

ところが、いつの間にやらレンタルは「ビデオ」から「DVD」にとって代わり、今やデータ配信がメインだ。

なので、今頃ビデオをやっと見つけたと喜んでも既に組み入れたかった順番は過ぎ、折角パンフやチラシがあっても、今更新規にどこかに組み込もうとしても無理な映画も。

大らかに考えれば、ビデオの再発見は時代に逆行だが自分的には大歓迎ではある。ただし、妙なジレンマが発生しストレスに。

しかも一番問題なのは高額なこと。往復送料を考えると1本あたりが、少し前のシネコンのロードショー料金に近い。

更に古くは、初めてのレンタル・ビデオ屋は料金が小売価格の10パーセント統一だった。つまり、1万5千円売価ならレンタル料は1500円。それでも借りられたのは景気が良かったから。それすら忘却の彼方だったと思い出す始末。

でもさ、DVDにしたって今や生産終了映画は高額出品だ。それに大手のレンタルDVD屋も各所から撤退が始まった。

以前はPCで利用店の在庫有無やら貸出情報までチェックできたが、今やスマホでアプリをダウンロードしてしか調べられず。折畳み携帯では反応しないし、PCのみでは画像読込みの方法が分からない。そうやってPCよりもスマホへ移行させる。

どうせ時代の流れだろ。レンタルが終焉を迎える。売上げが落ち、経費削減で検索とかの機能はスマホ専用にしたのか。地元店舗は高齢者が多いが、PCよりもスマホ対応ならば簡単なのか、素直に疑問。何だ、ここでも自分は少数派か。

そこに持ってきての今更のビデオだし。でもさ、借りたい映画は40本以上もあるんだよな。中には組み込めそうなのもあるし。どこに行けば良いのだ、往年の映画ファン。

もしくは、何だっけ、ここで扱うから他者からの投資を呼び掛けるシステム。クラウド何ちゃらでもしてみるか。

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