黄金週間以降、若干人波に変化アリ。
連休明けから自分が顔を出す飲食店が、軒並み閑古鳥が鳴いていると聞かされた。こちらは空いている店は大好きなので嬉しいが、店側はそうはいかないだろう。
また、若干だがインバウンド系が減っているとも報道されている。特に香港系航空会社は減便したほどとか。
何故か。それを知って「ノストラダムスの大予言」を思い出すのは自分だけではなかろう。当時は今ほど情報が秒速で拡散される時代でもなく、メディア等の扇動報道は同じにしても『街の噂』がまことしやかに流布され、人々が影響を受ける。
原因は、日本の漫画家が1999年に出版した作品の中で今年7月「南海トラフ大地震」が発生するとの予言が記されているから。その根拠に同作品内で東日本大震災発生をも的中させているのだ。
それを信じた多くの人々が、7月の訪日をキャンセルしているゆえの減便とか。
情報過多の不安定な時代だからこそ、妙に信じる人が多いのだろうか。何も香港系だけでなく、日本でももしかしてと不安を感じてる人もそれなりに存在だろうな。
米価が高騰といえば焦る。昔、糖質が多く太るとTVで当然のように言い放った方々には当然の帰結でしょうがね。
他方、件のマンガにも登場しているらしき「3・11」直後にも東京の水道水は汚染されたと噂が巡り、照明を半分に落としたスーパーにペットボトルのミネラル・ウォーターを求め長蛇の列ができた。
もう一回り以上も前に起きた大災害だが、もしそれが事実だったら、どれ程の人が現在、体内被曝しているのだろうか。
取り敢えず自分は未だに水道水しか飲まないが、どうやら被爆はしていない。もしかして変わり者だけに核物質が寄り付かなかったのだろうか。
だからか、と思いだす出来事がある。チェルノブイリでの原発事故直後イタリアの某都市に二週間ほど滞在したことがある。その地がイタリア国内で最高放射線量が検知された場所にして、自分が行く一週間前にやっと牛乳の発売が再開されたと。
つまり二度に渡り被爆の可能性がある人生。だとしたら、7月に大津波が襲来しても自分の所だけは避けてくれるんじゃねェの、と楽観視してしまう。
兎に角、地元への海外系観光客減少が起きれば実に嬉しいのは事実。
となると更に妄想する性分。この予言が起こるであろう日の直前で、もう少し先になった可能性が高いと少しずつにしても、伸ばし伸ばしにしてはくれまいか。
そうなれば継続的に減少してくれるだろう。本当に心底願う価値観が変わらないのは、如何なものかとも、一応は考えてはみる。
結果、同じところに帰結する。神様、キチンとどこかで諦念しますから、それまでは身勝手な妄想をお許し下さいまし。