三週間振りの発行です。心配してくれて励ましの連絡を下さった読者や友人、また、再開を待っていて下さった皆様に、心よりお礼申し上げます。
思い返せば、3月2日の夜。都内の某繁華街で痛飲した後、路地裏で転倒。近くにいたキャバクラのキャッチが駆け寄ってきた。
恥ずかしいやら、店に強制連行されるのではといった不安から、立ち上がろうとしたが、何故か不可能。すぐに『そのままにして!救急車を呼んだから』との声がする。
数分後、路地の先の大通りに、赤色灯が回転し、サイレンが聞こえた。生まれて初めてストレッチャーに担ぎ上げられ、救急車に乗せられた。それから受入れ先の救急病院を探すのに約20分。
担ぎ込まれた病院で対応してくれたのは、どこかトボけた印象の30代のドクター。「明日の朝、一番で来院してください。多分、入院して手術になるでしょう」大したことはないという風情で語った。
翌日対応してくれたのは、いかにも信頼のおけそうな別な医師。「よくもまァ、こんなピンポイントで、ぶつけたものだ」と関心しながら続けた。肩と右腕を繋いでいる上腕部の球体部分が粉砕骨折してるという。
明日から入院で、手術とリハビリで三週間と言われたが、結果、丸一ヶ月。
何故か。また、8人部屋の病室での人間模様、ドクターや看護師たちのユニークな人間像など、印象深い出来事の連続。
しばらくは入院生活の話が続くと思いますが、今日扱った作品の『私について来て』ではりあせんが、どうか、今後共お付き合いください。
では、また、今度の土曜の早朝に。