余談雑談+ 2023年12月12日

今回の都々逸。

「星の数ほど女はいるが 星じゃ遠くて届かない」

冬の乾燥で空気が澄み東京の夜空でも星が見える。尤も数えられるほどで満天の星空ではないのだが、それでも美人と同じであくまで遠くから眺めて愛でるものだと説諭する都々逸だろうか。

本来憧れの対象は簡単に近付けないものであった。様々なジャンルでスターは存在したが、映画系は暗い映画館内でスクリーンを見上げてみるもので、間違いなく実像よりも大きく目に映る。そこから想像を巡らす。だから近しい対象ではなく遠い存在。

それを上手く変換して巨大ビジネスにしたのが、マルチに活躍する名プロデューサーの某A氏だろうか。会いにいけるアイドルは虚像ではなく、隣のチョット可愛い娘という位置付けにして課金システムを導入した。40年ほど前に夕やけ系のご近所アイドルを売り出し、昨今は深夜に女子大生のグループ売りまで復活させた。

昔の映画スターは特別な美人の中でも、更に数千人に一人という滅多にない存在であった。それこそそれ以外の美人は上場会社の受付や高級百貨店の案内とかでスターではない。

それを単独では華に欠けるがグループにして売り出せば、一人や二人自分の好みが存在し、課金さえすれば握手というスキンシップが出来る。そうなると誤解する人は大勢でてくる。ほんの一瞬の間に自己アピールをし相手も自分と同じ気持ちのはずと妄想する。中には有り金や人生を賭けてまで入れ込むのもいる。

だからか握手会で刃傷沙汰も起きた。個人的感情が入りやすいし、それがやがて変な方へ向かう。

それじゃ、とこんなウルサイ自分の手に届きそうな相手はどこにいると自問しても答えは既に決まっている。地位も権力もないオヤジには無理という冷徹な事実。要は、星も輝かない暗黒の夜空に生きてるってこと。

時折、地方などで地元の金満社長か自称二枚目の中年男がアジア系のいかにも水商売女性と片言日本語で楽しそうにしているのを見るのが、恐らくそれだって金銭か入籍が絡むのではなかろうか。まあウィン・ウィンの関係かもな。

そりゃ自分だってモテててはみたいが、金はつかわずに己の魅力だけで勝負などといっても、慈善事業家的母性の持ち主を見つけぬ限りは無理。何ならその上、それなりの小遣いまでくれるタイプだと有難い。で、絶対に外せないのがグループ売りなら立ち位置センターのアイドルレベルで。

当然、鏡も見ないし人生を振り返りもしない前提。そこいらの考えているようで頭の廻らぬ輩の「自分の努力は1割で相手に9割を当然要求する」とかね。計算が出来ないタイプにして流石に五分五分とは言わないが、『お互い様』だろとか逃げる。

そらみろ、やはり遠すぎて届かない方が身のためだね。

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