安全大国ニッポン。
長らく海外渡航をしてないし、する予定もないから海外の治安状況など調べもしない。時折、TVで世界危険地帯潜入レポート的な番組を見て驚くが、そんなところに好き好んで行くことはないから娯楽として見ている。
確かに日々の生活で恐怖を感じることはないし、恐らく財布を落としても見つかる可能性は高いのかもしれない。とはいえ、ストーカー殺人やら闇バイトによる殺人とかもないこともない。
先立て深夜のTVで興味深い放送を見た。「法医学」の先生の話である、日本は死亡案件での解剖が少なく10%程度なのだと。事故なり自然死と言い難い案件で警察が疑義を持ってもドラマのようにすぐ解剖へとはならないと。
何故なら解剖一例に付き4〜50万円がかかるのだが、その経費は警察が出す。とはいえ予算が決まっているのでおいそれとは依頼できないんだと。
しかも一体の金額は20年前から物価指数に比例するわけでもなく一切変わっていない。更にそれへの予算は毎年決まっているので、この地域では大体年に何件と暗黙の決まり、つまり前例主義ありきのお役所仕事なのだと。
その上、解剖が出来る法医学医師は全国で150名程度。その人数で全国の解剖をするそうだ。生体手術と違い臨床だから死にはしないが、それでも中々医師が増えないそうだ。
このことから分かるように、実は殺人なりで表に出ていない事件がそれなりに多くあると言っていた。
確かにそれで殺人事件と特定されると捜査をしないといけなくなり、それにも予算が掛かる。
成程、そういうこともあるんだと。つまり、殺人案件が表に出てないから日本は安全だと認識する官僚たち、か。
明らかに自然死と分かるのはさて置き、事実疑義案件でも1割程度の解剖だと、何やらきな臭い。それで「安全大国」と自信をもってインバウド誘致なり、外国人労働者を呼ぶ。
かといって日本の若い人たちは重労働とかの仕事には就きたがらないし、人口減も加速中。
長生きが苦労にならないように思いたいものだ。


