そろそろの旅心。
4月に沖縄に行って以来、地元から出てない。実はしばらく前から旅心が疼いているのだが、さて何処へで悩んでしまい、躊躇が勝ってきた。
沖縄リピートが手っ取り早いが、台風が多かったり、暑いは暑いよなと逡巡。とは思いつつ、やはり体力的に諸々と厳しくなってきてるよなが日々更新。
あちらでの移動はバスが基本。結局、歩き回るしかないのだが、夏前から外出億劫が増え脚が痛くなる距離も早まり、そらみたことかと二の足を踏む。更には飲酒量も減ってきてと気力も失せる。
となると新規の場所は恐怖しかない。そもそも一人旅で歩かない前提なんぞ難しい。車の運転もしないし、飲食目的にしても量が減っているから現地で何軒もハシゴができない。
マイナス思考な自分。一方で、自分よりも年長の友人。その人はアグレッシヴで東京のみならずあちらこちらに行き、新規開拓なりイベント参加を楽しんでいる。
それだけもで頭が下がる思いなのだが、半分以上がハズレの時代になったと。一応、ある程度は調べていくが、SNSでの情報は信用できないと。
それには激しく同意し、金払って高得点なり好評を書かせる店があるのも事実。
己の五感に頼らず評判を鵜呑みにし、味覚が定まってない人は良いだろうが、逆に自分の嗜好性をわかっている人は、それはそれで面倒かもしれぬ。
少し前に近くのとんかつ屋にいたら、先に食べ終わった女性がレジで何やら女店員に話しかけ、すぐさま店員は後ろでカツを揚げている店主に報告。
どうやら初来店で自分の口に合わず、衣の話から揚げ方指南まで語りだした。昼の忙しい時間帯、即座に店主は「自分はこのやり方で20年以上続けてる、お客さんの口には合わなかったってことでしょうね」と毅然と返答。
その女性はそこで引き下がって退店。そのやり取りを見ながら当然色眼鏡のうがった見方で女性客を見ていた。
チグハグな地味目の服装ですっぴん。髪の毛も手入れはしているようなしてないような、いささかふくよか寄り。恐らくは長く一人で生活していたと推察。
直後、後でネットにボロクソ書き込むより、対面でコミュニケーションを図り直接意見を言うほうがマシかもなと。ただし気を付けないと、老害とか何ちゃらハラスメントと指摘されかねないが。
そこで自分に照らし合わせて考えた。確かに初めての旅先はすべてが初体験だし、入った飲食店の味や内容も自分の好みかは分らぬ。
さて、自分ならどうするだろう。暑いだ寒いだの上に雨模様で初入店だとしたら、どういう心持になるのだろうか。きっと、直接口に合わぬと店主には言わず、黙って残して退店するだろうか。
それが個人の価値観なら立ち位置の違いで、誰がどのような言動をとろうが、個性か。
そんな自分はどう考えても風光明媚な景勝地より、地元の人が通う旨いもん屋が優先する志向性。しかも人がいない時期に、有名観光地ではないところ。
とはいえ季節外れの地方都市で初めて入った店で何度も痛い目に遭ってきた。それでも、なのである。
さて、ではどこに旅に出るか。なんて逡巡してもマイナス要素ばかりが浮かぶ。
何やかやといっても、すぐに冬になるのか。それでも体感的には涼しくもなったし、やっぱり旅心なのである。


