東京も梅雨に入った。気象予報では、今年はゲリラ豪雨が多いとか。となると、連想するのが天井からの漏水。
まあ、原因も解明され、修繕されたので、今年は大丈夫だろう。ただ、今までの行いを考えると、素直には信じられないが。
それでも、少し嬉しいこともあった。最後の砦である「わが心最高の居酒屋」のもうしばらくの存続を知った。先代、先々代とご主人が無くなり、女将さん一人のところに娘が手伝うように。ところが、その女将さんが体調を崩し、果ては、骨折し一ヶ月以上の入院と相成った。
そろそろ限界かと想像していたが、店を守っていた娘さんが継続を宣言し、女将さんも依然よりも元気になって退院してくるとか。
嬉しくて、飲み仲間数人に声を描けた。そうしたら、四人から参加の返答。狭いカウンターだけの店で、詰めて坐っても十三人しか入れぬ。そこに五名で押し掛けることに。
流石に長居は無用だろう。休日の昼間でもあるので、どこかで時間を潰し、地元で最近見つけた安い中華居酒屋に流れようと画策している。その中華居酒屋も、格安のくせに立派な一人前の量を出す。
時々、顔を出すが、量が多くて種類が頼めないのだ。その人数であれば、頼みたかったのに頼めなかった料理も注文できる。しかも、不味くないから、同行する仲間らも怒るまい。
その上、中華居酒屋の眼前が、立ち飲みイタリアン・バールだ。当然、素通りはできまい。
その日だけで、どれだけ飲酒するのだろうか。せめて、土砂降りにだけはならないことを祈念しよう。
自分もそうだが、仲間内に自分以上の雨男はいないだろうな。