まだ慣れないんだよな。
世は「海の日」の休みがあるので三連休なのだが、この「海の日」という呼称に未だに、あったっけと思ってしまう。
1996年から施行されているので、もう30年も経つのにだ。しかも、10年前の2016年からは「山の日」まで出来ている。こちらも同様に耳慣れないまま。
それにしても夏だからって海だの山だのと随分と軽い名称で手を打ったんだなとも思う。折角、休みを増やしてくれるのなら、何故に6月だけ祝日がないんだろうと思ってはいけないか。
遥か昔の記憶だが子供時代は夏休みは楽しみだったけど、社会人以降は長い休みは右へ倣え的の盆暮れ程度であった。それも数日、長くて一週間ほど。
昔は中高卒で「金の卵」と呼ばれ上京。尤も彼らは中小企業の町工場やサービス業的な職場が多かったんだっけ。
他には受験し有名大学から一部上場企業に入社し定年まで勤め上げるとか、郊外に小庭付き一軒家とか団地に住むのが勝ち組てな価値観。
つまり、今でいう『港区女子』みたいな感じと言ったら怒られるよな。個人的には地方から立身出世を夢見て頑張って出てくる分かりやすい指標があった気もする。
間違いなく、そういう気質の日本人がいたから高度経済成長とか神武、いざなぎ景気なんて言われて世界を驚かせた。
それとはまったく違う自分。幸運にも生まれ育った場所から一切、転勤や転地がない人生が送れてきたし、大成功とは程遠いが金銭的に何とか生活が出来ている。これも間違いなくマウントだろうが。
しかも不景気による地元の衰退は何度か経験したが、今や却って大人気の場所に。
ただし、これは住民としては急激な飲食店の暴騰と閉店、スーパーなどの撤退、各電車の時間帯問わずの満員通勤電車同様の異常な混雑の常態化など、生活弱者になってるのが腑に落ちぬが。
だったら引っ越せばとも言われるが、流石に車の運転も出来なきゃ、病院への通院なども増えたら困るから、今から地方移住なんてのは憚られる。
都会はどこも急騰中でバブルのようだ。となると弾けるよなと期待する自分。
ずっと同じ場所で似たような意固地な考え方に終始する。まあ、毎日が祝祭日みたいなもんだからいけないのか。
だからか、海や山の日に有難味を感じない。で、ふと思った。
「祝日」と「祭日」の違いって。調べてみると「祝日」は国民全体で祝う日。「祭日」は宗教・皇室の祭典の日とのこと。
合点がいくのか、いかぬのか。それでかつての天皇誕生日が名称を変えて残り続けたり、カタカナへの名称変更やら、移動する休みまで。少しでも連休を増やそうという気遣い。
変わるものと変わらぬもの。こちとら頑固さに偏屈さが増す程度で、大して違わぬが、体力はそうはいかない。
地元の異様な混雑に閉口し引き籠り傾向の上に、熱中症警報アラートの発令。
『不要不急の外出は控えて』だと。ハイハイ、どうせ何ら急ぐことなんぞありませんよ。
何て知人に言ったら、少しは歩かないと歩行困難者になるぞ、だと。
一体、どうすりゃ良いのかね。暑かろうと寒かろうと、毎日が祝祭日ならぬ、ただの休みなのは変わらないのに。


