沖縄旅行の続き。久米島二日目は雨こそ上がったが、どんよりとした雲空で、東京より低い気温の下、「はての浜」ツアーに参加した。
ところが、あまりの北風の強さに、半日観光を早々に引き揚げ、昼前に帰島しランチがてらの飲み会に変更。夜は、現地在住の方と合流し酒席。
結果、3軒ハシゴして楽しい宴と相成ったが、間違いなく観光より、飲みに行った感が強い久米島滞在であった。
翌日は朝9時過ぎに那覇入り。いつも無理をお願いするタクシーに出迎えを頼んでおいた。目的地は、かなり離れた場所のオリオンビール工場見学。
再会を喜ばれ、毎回一緒に飲む夜の酒席が楽しみで、と笑顔。ところが、続いて出た言葉は流石に遠方だから、今日の料金はいつもの二倍以上で、と。仕方あるまいと了承。
ところが、この運転手さんは、人が良いし素直だが、どうにもどこか抜けている御仁。
今回も、その本領発揮。自分が「沖縄おでん」好きと知っていて、事前に調べておきましたと久米島滞在時に連絡が来たが、何と当日は定休日。で、探して違う店を予約したと、揚々と車内で力説。
そこまでは良かった。そこのビール工場では、見学者に出来立てビールが振る舞われるので、運転手氏を含め三名で予約済み。当然、彼は飲めないが、ソフト・ドリンクならこちらが自腹で奢るから二名で三杯飲ませてくれ、とお願いしておいた。
約30分の見学後、お楽しみのビール試飲場所へ。ところが運転手氏は、いち早くジュースを貰うと笑顔で、僕は飲めませんからね、とこちらへ見せてきた。こちらがポカンとすると、何故にという顔。事前説明を繰り返したら、申し訳なさそうな顔になったが、後の祭り。やはり、彼らしいな。
その後、一度別れて店で集合。友人と出向くと、既に到着していて、新聞片手にビールを飲んでいた。で、お品書きを見ると「おでん」表記がない。
氏は慌ててメニューを見て驚愕。いや、女房がここのおでんは美味だから、是非にと言ってたんで。店員を呼ぶと、「えっ、以前はウチでおでん出してたんですか」だと。
どうやら古い名店をそのまま継承したが、若手経営者なのか、最近の、どうでもいい肴ばかりに変更し、素知らぬ顔でやっている模様であった。それにしても奥様の情報って何年前の思い出なんだよ。
そんなドライバー氏は、慌ててスマホで検索しだした。しかし、夏の時期におでんを扱う店など、通常ではありえない。
なので「おでん」ではなく、「テビチ(豚足)」で良いから、それがある店で、と路線変更。
で、彼がたまに行く店を予約。すぐにその店を辞し、移動。そこが大正解で、何故に最初から、そこを勧めなかったのかね。
きっと「沖縄おでん」しか頭に浮かばなかったんだろうな。まったくもって彼らしい。でも、一緒に飲むのが楽しみでと言ってはいるが、奢ってもらう前提ってのもどうなのよ。
同行者とは、今回はタクシー代が一番高かったですねと笑いあったが、無理は聞いてくれるが、次回以降の訪沖時は、ちと考えちゃうな。


