余談雑談 2016年2月20日

やっぱりか。案の定、義歯の作製が高額だと分かった。あからさまに勧めないのは好感だが、保険適用内で作成すると、数年もせずに周囲との差が歴然と出ると。

一寸した海外旅行分の金額である。というか、最後の海外渡航であったコスタリカに行った時の往復航空券代とほぼ同額。

確かに、あちらではイタリア人の親友がいて、食費を含む滞在費は無料ではある。なので、行ってしまえば一ヶ月程度なら完全無料で過ごせはするが、歯欠けではどうにも貧乏くさい。

そもそもパスポートの再取得が必要だし、乗換込みで丸一日のフライトに、今更、身体が耐えられるかと不安もある。

そんなことを考えていたら、何とも幸運なことに臨時収入の知らせが来た。以前、会社経営をしていたときに入っていた業界組合基金が解散となり、掛け金が払い戻されると。

本来なら、年金受給時に加算されるはずだったが、将来の僅かな給付金よりも現在が重要というケ・セラ・セラな性分。

とはいっても義歯製作費には赤字。それでも、飲み歩きを控えた分の僅かな金額は残るので、小旅行には行けそうだ。

すぐに温泉か。それとも、もう少し貯めて沖縄か。まったく我慢しない性分。幾つになっても、夢見る性分は変わらぬ。

それとも、更に安価で上げるなら、コスタリカ以上に戻りたいイタリアには、到底行けはしないが、現地で見て感動した大好きな画家ボッティチェッリの展覧会が上野で催されているので、せめてそこにか。

でも行ったら、イタリアに行きたくなるのかな。

おっと、興味がある新作の「スター・ウォーズ」だって、未見だ。そろそろ空いてはいるかとも思うが、何よりも、人が多い場所が苦手。ボッティチェッリ展にしても混雑は間違いないだろう。

そう考えると、足が重くなる。一向に重くならないのは、人生の経験値と財布の中身か。

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