余談雑談 2009年7月11日

ついこの前の早朝。住んでいるビルの下の公園から蝉の鳴き声が聞こえた。

蝉が鳴くのは、梅雨が明けた証拠だということを、遥か昔に聞いたことがある。しかし、梅雨明けの発表はない。

蒸し暑いので、成る程、夏は近しという実感はある。だが、以前までの梅雨後半にドカッと雨が降るイメージとは違う印象もする。週間天気予報を見ても、傘マークが付いたと思うと、次の日には消えたりしている。

昨今、気象庁の発表も『梅雨に入った模様』とか『明けた模様』といった過去形での発表も多い。クレームが多いのだろうか。それに、TVでの気象予報士の個人的見解や民間気象会社の発表もマチマチだ。

確かに情報量は多いほうが良いに決まっている。だが的確性を追求するあまり、風情はどこかに追いやられる。

いずれは、何とはなく、『この時期の平均降雨量』とかいう表現で、『梅雨』という言葉自体が消滅するのだろうか。

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