余談雑談 2009年12月5日

長年の友人と二人でささやかな忘年会を催した帰り。

別れてから、心寂しくなりひとりで、もう一軒寄った。店では、かなり古い曲がBGMとして流れていた。不景気だからなのか、店自体も静かだった。

誰と話すでもなく、今年は骨折入院や手術、体重の激変とイレギュラーな年だったと妙に感傷に浸っていた。

不意に知っている曲が流れてきた。それも、苦い思い出のある曲。

突然、熱く胸に込み上げるものがあった。家にCDを持っているのだが、久しく聞いていなかった。

ふと、考えた。家でその曲をかけるのは、わざわざ感傷に浸りたいと思うときに聞いていたと。

しかし、不意打ちである。様々な思い出が蘇り、複雑な心境になった。泣きそうな気分にもなり、慌てて店を辞した。割と暖かさを感じる夜だった。

でも、「師走」である。もしかしたら、自分の人生も師走に入ったのだろうかと不安になった。

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