今回の都々逸。
「女一人に男が六人 誰か乗るのか宝船」
成程、確かに。しかし前半は妙に色気を連想させる。
それでも神様たちだ、邪推は禁物。そうは言いつつ乗れるものなら乗りたいと思う贅沢な人がいるのだろうか。
尤も、本来は他人に福を与える存在で自らが「ウハウハ」になりたいためではない。
それを履き違えて宝船に乗って金品が欲しいとか、自分こそそれに値する最高の存在だからとか臆せずに思う。
そういう御仁らは七人と言わず何十人でも乗ってくださいな。ただし、泥船に。
日本には「八百万の神」が存在するとも言われる。その中の選ばれし七神様ということでしょう。それに本来『七福神の日』というのがあるそうで7月29日だとか。
まったく知らなかった。何故ならイメージとしては新年の松の内だし、新年の季語でもあるからだ。
つまり1月7日までに各地域の仏閣を巡ると良い年になるという縁起担ぎでもあるし、元旦の翌日の二日の夜、枕の下に宝船の絵を敷いて寝ると良い初夢が見られるとも。
こんなご時世だ。確かに「あやかりたい」と思う人も多いだろう。自分だってそうだが、他人に配る的発想は疑問だから、その手には他力本願的な福など来ないのかも。
正月は自分の地元でも、平素は人も少ない神社にその時だけは「七福神巡り」として艶やかな着物姿のお嬢さんたちが集い、眼に潤いを与えてくれる。
せめて遠くからその娘さんたちを眺めて『眼福』としようか。
それで充分だよな。


