余談雑談 2011年1月1日

新年です。

どうやら東京は寒いながらも晴天の夜明け。ところが、全国的には荒れた年明けらしいとか。皆様の地域はいかがでしょうか。

照る日曇る日、人生は色々とめまぐるしいものだが、さてさて、今年はどんな年になるのだろうか。

年末のことだが、少し残念なニュースが入った。今回扱った「スモーク」で使用した写真から、地方限定だろうが知っている人がいるかもしれぬ。

東京にある恵比寿ガーデン・シネマの休館である。以前、どの町にもあった映画館が相次いで閉館し、『封切館』と呼ばれたロードショー劇場から、『名画座』という言葉自体が忘れ去られていった。

一方で、『ミニ・シアター』ブームが起きた。小さな空間ながら、上映作品のチョイスから、客席やこだわった内容の独自サイズでのパンフレットなど、劇場側のセンスが光っていた。

しかし、そんなミニ・シアター・ブームも劣勢になり、時勢は『シネコン』である。そこに漂う「ポップコーン」の匂いさえ、塩味からキャラメル味へと甘くなった。

資本主義だから儲けなければしょうがない。そこで鑑賞作品を選ぶ人々も、この作品を見に来たという風情の人間よりも、何を見ようかと考えている人間が多い気もする。楽しみ方は様々だ。

でも、流行のサイクルなり、価値観の移ろいが早過ぎて、いつかあまりにも便利と合理性が行き過ぎて、「簡単」が、実はある意味、不幸だと感じる人が増え、『良い意味で』少しだけでも時代が逆行しますようにと願いたい。

しかしなぁ、年明け早々、何を願っているのだろうか。

でも、みなさん、今年もどうぞよろしく。

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