余談雑談 2017年11月11日

今回の都々逸。

「気障なお客と井に湧く水は 金気なくなりゃ茶にされる」

成程、そりゃそうだよな。というよりも、『茶にされる』やら『金気』なんて言葉も死語だな。

「見栄っ張り」で「格好付けしい」。そんな男は、何も花街という高額な場所に限らず、安っぽい立ち飲み屋にだって、現在でも多くいる。

酌婦だって、金使ってくれなきゃ相手にはして貰えないでしょ。そんな金はないが、女性と話したいと思う輩も多く、ハンターの如く、立ち飲み屋で、一々女性に視線を送る。しかも奢りもしない。

もしかして、そういうところは男女平等と思っているのかね。まあ、それは自分もそうだから分からないでもない。

一方で鉄分の多く含まれた井戸水なんてものは、現代社会では全く忘れ去られたことだろう。特に、上下水道が完備された現在では、井戸水が生命線だったことすら知らない人も多いに違いない。

子供の頃は、あの重たい上下運動を繰り返さないと水が上がって来ず、大変な思いをしたものである。今考えると、蛇口さえひねれば、問題なく水が出るのが当たり前だが、あれも一種の有難味だったな。

でも、何だな。合理的とか便利でことが済むから余り考えず、無意識に本能が優先。ある意味、解りやすい時代。

これから更に、そうなって行くに違いない。でも、何もしなきゃ「金気」は降っても来ないし、地下から昇っても来ないんだよな。

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