余談雑談+ 2025年9月9日

今回の都々逸。

「画家を目指して上京したが 結局描いたの餅だった」

夢を叶えようとか、名を成そうとやってくる人は昔から多い。それには東京なり大都会が一番可能性が高いと。

当然、リスクがつきものだしこの都々逸同様、叶う人間は圧倒的に少ない。

大体が挫折し、違う人生を歩むことになる。ただ、「ある程度」なら夢が近付いて来たとも思う。

芸能関係でいえば、俗にいう『束売り系アイドル』。数十人単位でかわいい子がいれば、誰かしらは好みに合うのがいるから、それを推させるスタイル。

これは完全にビジネス・モデルとして確立された。ゲーム同様に素人っぽさ全開の若い女性らが頑張ってステップアップしていくのを、育てるというか応援していく。

昔は本当に限られた人間しか女優や歌手になれなかったとも聞く。そもそも素人が近付いていけなかったというか、近付けないオーラがあったとか。

そうであるべきだと思う。しかし、今や簡単に動画も撮れるし、価値観が多様化しすぎて、何をやっても大丈夫てな感じで行動する。

そもそも「会いにいけるアイドル」なんてコピーは、ストーカ−を増殖させるだろうと思ってもいた。

実際に金さえ払えば握手ぐらいできる。それは脆弱な人間関係でしか生きてこられなかった人にはたとえ握手でも、血の通った肉体接触という「甘美なる誘惑」であり、更に課金して応援すれば自分に振り向いてくれる。だって、お互い人間なんだもん、でしょと。

かといって、凝り固まった価値観の矛先は、実際のアイドルだけに向うものでもない。

好感度優先の俳優から、昔はイロモノ扱いで、下心と遊び心が「芸の肥やし」と思っていた芸人にまで適用される。

監視され異端者はすぐ血祭りに上げられる。正論であろうし、また立場によっても違う角度から見れば邪道にもなる。

狭い価値観で見れば『嘘ではない』なら問題なかろう。10の内、1か2だけを切り取って、間違いではないし、嘘でもないという。

仕方がないのだろうね。全体像を俯瞰的に推察する頭脳は退化して、見える、否や見たいものだけ見て全体であると思う。

一例で大都会では簡単に他人を信用する方が悪いという価値観。

自分は間違いなくその価値観で生きている。振込め詐欺やら、還付金詐欺は電話でくるし、何も考えていないときに不意打ちでくる。

当然しどろもどろになり、相手のペースに一気に引き込まれる。なので自分は、今や見知らぬ番号からの着信には一切出ない。

他人を信用するから騙される。ならば、と疑心暗鬼で考える。

それが良いことなのか悪いことなのか。

今でも夢を抱いて上京する人間は多い。ただし、昔ほど単純に他人を信じないかも。

ならば被害は少ない。とはいえ、今の若者は夢など持たずに合理的に手堅く生きていこうとするのが増えたそうだ。

さて、どちらがマシなのか。まあ恐らくだが、人生自体は楽しくはないだろうねと思えるのだが。

そんなことを言うと、楽しくなきゃとか、夢を持たずに生きることはいけないことなのかよと反論されるんだろうな。

確かに、それもアリですかね。

でも、やっぱり楽しそうじゃなんだよな。

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