激戦地  –  LA LEGIONE DEI DANNATI(1968年)

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スタッフ
監督:ウンベルト・レンツィ
製作:ブルーノ・ボロネージ、イニャツィオ・グティレーツ
脚本:ダリオ・アルジェント、ロルフ・グリミンジャー 他
撮影:アレハンドロ・ウジョア
音楽:マルチェロ・ジョンビーニ

キャスト
マクファーソン大佐 / ジャック・パランス
バーク大尉 / トーマス・ハンター
アッカーマン大佐 / ウルフガング・プライス
フォン・レイロー将軍 / クルト・ユルゲンス
ハビンダ軍曹 / アルド・サンブレル
ストーン / ロバート・ハンター
シュライアー / ヘルムート・シュナイダー
ジャンヌ  / ダイアナ・ロリス
カーライル / グイド・ロロブリジーダ

日本公開: 1970年
製作国: イタリア トリトーネ・フィルムインダストリ他作品
配給: 松竹映配


あらすじとコメント

悪役が似合うジャック・パランス。何故かイタリア映画に呼ばれることが多い。今回は全くイメージが湧かないイギリス人として登場するイタリア製マカロニ・コンバット。割とキチンと作られているので取り上げる。

イギリス、ロンドン

英軍コマンド部隊のマクファーソン大佐(ジャック・パランス)が特殊作戦のために呼ばれた。

しかし招集したのは無謀な作戦を立て、彼の部下のほとんどを死なせた将軍。怒り心頭であるが、それは織り込み済の将軍は今回の作戦先の指揮を執るのは、かつて自分以上に部下を全滅させたアッカーマン大佐(ウリフガング・プライス)だと。これでは拒否できず命令を受けた。

作戦は単純で数名の部下を引き連れ、米軍の爆破の専門家バーク大尉(トーマス・ハンター)と協力して上陸作戦直前のノルマンディー海岸に秘密裡に上陸。直ちに後続の特殊部隊の安全確保のため機雷除去と監視用海岸保を制圧せよ。

その内容で大佐が部下に選んだのは戦友でインド系軍曹の他に荒くれ者7名。

しかも米軍大尉も女性との逢瀬で遅刻してきて・・・

割と真面目なイタリア製戦争アクション。

上官の将軍に殺してやると言う型破りな主人公。しかし敵の指揮官は実際に部下を全滅させた策士。

そんな主人公が選ぶのが、これまた軍刑務所出身者のみ。

かなりの映画好きなら人物設定はロバート・アルドリッチの快作「特攻大作戦」(1967)のパクリだと理解するだろう。

流石のイタリア映画だと思っていると、彼らの作戦自体は成功するが後続分隊が哨戒艇に発見されて全滅させらてしまう。

ここで主人公は何と「私怨」を晴らすために後続隊が遂行するはずだった内陸にある巨大列車砲爆破を決行すると言いだすから、大反対を喰らう。

それでもとっくに帰還時間超過で救援潜水艦もいないと言って叱咤激励し前進だと命令。

従わないと射殺すると言うジャック・パランスのマジ顔は本領発揮である。

それからドイツ軍側の村の助役と愛人や、レジスタンスまで登場してくる展開は一応、妙味はある。

当然列車砲用の爆薬は持参していないので調達しなきゃだし、敵の大佐も行動を読んで対応してくるので窮地に陥れられたりとメリハリがあり観ていける。

クライマックスの大列車砲爆破は「ナバロンの要塞」(1961)を彷彿とさせてくる。

要は一々、パクりばかりなのだが敵側に戦争映画ファンなら笑みがこぼれるウルフガング・プライスやクル・ユルゲンスを配置しているのも加点対象かもしれぬ。

その割にはイギリスコマンド側は全員がイタリア人顔なのは愛嬌だろうか。

いかにもイタリア映画らしいアップの多用、音楽での異様な盛り上げ方など粗さも目立つが、それでもマシといえる仕上がりではある。

余談雑談 2026年6月6日
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