10月に入り、今年も三ヶ月弱である。「年度」で表現すれば下半期。4月に次いで、転勤など、出会いと別れの時期でもあるのだろうか。
急に秋めいているからでもなかろうが、何とはなく、薄ら寂しい心持ちにもなる。
先ずは、自分の住むマンションの隣室家族が引っ越すことになった。隣人となり、十年弱のお付き合いであったが、二人の息子さんの内、上のお子さんが高校生なることもあり、手狭になったからだとか。
先週から、ガタゴトと自分らで出来るものは運び出している。何でも、引っ越し先は、自分の実家タバコ屋の近くのマンションとか。全国に転勤がある方でもないので、近所で広めの部屋と相成ったのだろうか。
福島出身のご家族で、この地が気に入ったのか、更なる都心へ、ではないのが嬉しい。また、何かの機会で会うこともあるだろうな。
古くからの住人に伺うと、自分の住むマンションは、古いながらも立地柄、人気があるとも聞く。なので、すぐに入居希望者が出るとか。
ただ、あまりの古さゆえ部屋の大きさが中途半端で、夫婦二人か、プラス小さなお子さん二人ぐらいで住むのが限界。だから、子供が成長すると出ていくのである。
さてさて、次の入居者は、どんな方なのだろうか。
続いては実家タバコ屋前の居酒屋。関西出身の方で、脱サラをし修行を得て、串揚げ屋を開店して八年。
その店が先月末をもって閉店した。自分が企画したガイド本にも掲載させてもらったが、商売としてはそこそこであったが、中々、利益を出して兄弟への借金の返済までに至らず困っていたとか。
そうしたら権利を買いたいという方が現れて、それで返済可能となり、幸運にも先輩の会社に潜り込め、サラリーマンに戻るのだとか。脱サラして八年間店主をやり、ある意味、納得が行ったのだろうか。
次に店をやる方を紹介していただいたが、辞める方と同じ地元有名企業出身というのも奇妙な縁を感じた。そんな新規参入の方は実家がタバコ屋。
となると、タバコは実家から仕入れて、こちらの売り上げには貢献してくれないか。以前の方は、自身も喫煙者で、何人もの客も売り上げに貢献していただいていたので些か嫌な予感も覚える。
まあ、世は禁煙傾向だしな。そんな実家も、いよいよ漏水防止の修繕工事が始まった。毎回、雨が降ると漏水したが、これで母親も枕を高くして眠れるだろう。
更にテレビも改編期だ。気に入って録画して見ていたTV番組も終わり、妙に心に秋風も吹く。店番をしながらの暇潰しが減少しそうだ。
自室では、相変わらず映りの悪いテレビ。となると録り溜めている映画の鑑賞しかない。
まあ、諸々あるが、面倒なことには目を瞑って、来月の「オジサン三人旅」に想いを馳せるか。


